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- 渡米してから -

アパート

 Berkeleyでの生活での最大のネックは、家賃が高いということです。San Franciscoの南に広がるシリコンバレーでは、アメリカの好景気を受け、ついには家賃の水準がニューヨークを上回り、職があっても家を借りられない人がホームレスになっていると言われています。
 San Franciscoの東にあるここBerkeleyでも、ここ数年軒並み家賃が上昇してきているそうです。また南から少しでも家賃の安い東に移ってくる人も多いようで、需給も逼迫し、良いアパートを見つけることは大変難しくなっています。
 ちなみにBerkeley Rental Newsによると、1999年1月から7月末の平均家賃は、Studio(1ルーム)で月$745、1 Bedroom(1DK)で$995、2 Bedroom(2DK)で$1,367、3 Bedroom(3DK)で$1,745だそうです。時期にもよりますが、治安の良い地域に安くて良いアパートを見つけるためには、少なくとも2週間、場合によって1ヶ月はかかると思っていた方が良いでしょう。
 なお家具つきの賃貸物件は殆ど無いようです。手間さえ惜しまなければ、Moving Sale(ガレージセール)等で中古の家具を安く手に入れることも可能です。

運転免許

 Jビザ等で入国して居住者となる人は、国際免許を持っていても、原則としてカリフォルニア州の運転免許試験を受ける必要があります。ところがこれが曲者で、皆さん苦労されているようです。
 本来は居住者となって10日以内に運転免許試験を受けなければならないとされていますが、自衛策として、入国して1、2ヶ月間は免許試験を受けない、という所がポイントでしょうか。というのは入国して直ぐに運転免許試験を受けると、入国時にパスポートにホッチキス止めされたI-94の情報が、DMV(運転免許試験場)のデータベースにまだ入力されておらず、身元チェックのために書類がINS(移民局)に廻ってしまい、いつまでたっても免許証が発行されないというケースが多発しているからです。
 運転免許の試験は、居住地にかかわらずカリフォルニア内のどこのDMVに行っても受けることが出来ます。また、データベースでつながっているので、プロセスの途中で他の試験場に移ることも可能なようです。大学から比較的近いDMVEl Cerritoにありますが、大変混雑している上に、係員の対応もあまり良くないようです。私は、少し離れたWalnut CreekDMVを使っていましたが、比較的空いていて、係員の対応も感じが良かったです。
 J-2ビザの家族の場合、1999年の春から試験の申し込みに必要なSSN:Social Security Number(社会保険番号)が発行されなくなったので、その代わりに取得できないことを証明する書類(SSA-L676)を、SSNを申請するのと同じ社会保険庁の窓口で発行してもらい、免許申請時に提示することが必要です。
 学科試験に合格し、国際免許を持っていることを伝えると、一人で運転できる仮の仮免許証が発行されます。仮免許証の番号は、合格後の運転免許証番号と同じですので、車の購入時等に使うことが出来ます。
 免許を申請してから1年以内に免許証が発行されないと、せっかく受けた試験がすべて無効になりますので、前述のようなケースを含め、路上試験に合格したのに本免許が長期間郵送されてこない場合、在サンフランシスコ日本総領事館の情報にもあるように、直接手紙でクレームを出した方が良いでしょう。私の場合、合格して9ヶ月たっても本免許が送られてこなかったので、仮免許のコピーにパスポート、ビザ、I-94等のコピーを添えて直接クレームを出したところ、それから1ヶ月程度で郵送されてきました。

自動車

 こちらでは自動車の中古市場が安定していて、Blue Bookで相場を調べたり、Consumer Reportで故障率を確認したりすることができ、そのせいか日本に比べて中古相場は比較的高い様です。
 ディーラーによっては一年以上を原則に、新車や中古車をリース契約できるシステムがあります。契約によりますが、一般販売価格の半額程度を支払い、契約期間満了時には車を返すか、あるいは残りの額を支払って自分のものとしてから売り払うこともできます。新車を購入あるいはリースした場合、数年間のメーカー保証が効きくため、メーカーにもよりますが故障時には無料で牽引等のサービスを受けられるので、AAAに改めて加入しなくても良いかもしれません。
 前述のAIUの保険に入っている場合は、アメリカで自動車を購入する時の自動車保険の紹介サービスがあり、日本人オペレーターを介して電話で自動車保険に入れます。こちらでは自動車を購入すると、その場で鍵を渡されて乗って帰るのが普通なので、ディーラーから保険会社に電話して契約を結ぶことになりますが、事前に連絡をとって基本情報をFaxで伝えておくとスムースに進みます。

日本語のテレビ、ラジオ

 ここSan Franciscoの郊外では、多くの家でケーブルテレビを見ていますが、最低で30チャンネルが月10ドル、+30チャンネルで+20ドル、さらにデジタルのSTBをつけて+30チャンネルで+10ドルです。デジタル衛星放送も数社ありますが、都市部ではあまり流行っていないようです。
 Tokyo TVFuji TVが、UHFのCannel 26で平日の朝6時半と夜11時、土日の夜7時から日本語放送を行っており、ケーブルでも見ることが出来ます。さらにケーブルのInternational Channelでは、平日の朝7時と夕方6時、日曜の朝7時、夜6時から日本語放送を行っています。またAM1450では、平日の夕方6時から日本語放送が行われています。
 これらの放送の中には、日本の夜7時のニュースがこちらの夜に放送されるといった感じで時差を考えるとかなりのタイムラグがあるものもあり、ドラマや音楽番組等は大体3ヶ月くらい遅れています。連休等には特別番組もあり、紅白歌合戦は、日本ではすでに新年を迎えているこちらでの大晦日の夜に、コマーシャル入りで放送されます。
 詳しいテレビ、ラジオの番組の予定等は、インターネットで調べられますが、日本人向けスーパーにおいてある無料のスポーツ新聞等にも載っています。ちなみにパラボラをつけてデジタル衛星放送を契約すれば、TV JapanでNHKの国際放送を1日中見ることも出来るそうです。

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