目次講義ゼミ横顔横顔English

- バークレー研究生活 チップス&リンク -

 1999年8月から2001年夏までの予定で、アメリカ西海岸、San Francisco郊外のBerkeley市にあるUniversity of California, Berkeley(UCB)でVisiting Scholar(客員研究員)として研究生活を送っています。
 アメリカでの研究生活を立ち上げるにあたり、様々な準備が必要となりますが、私個人の体験から気がついたことを、思いつくままに挙げてみたいと思います。

 体系的な情報は、インターネットや出版物などで入手することが可能ですので、以下の情報は、きわめて主観的、補助的なものとしてお考え下さい。また、あくまで個人の体験記であり、特定の会社やサービスの推薦を目的とするものではありません。殆どの情報は1999年夏時点のものですので、再度ご確認の上、自己責任の原則で行動下さいますようお願いいたします。

地域

 カリフォルニア州北部にあるSan Francisco湾を囲んだ一帯はベイエリアと呼ばれており、Berkeley(バークレー:読みはバークリーに近い)は湾の東、イーストベイにあります。
 San Francisco湾の北には、カリフォルニアワインで有名なNapa Valleyが広がっています。湾の西はすぐ太平洋ですが、南北から半島が伸びており、北のSausalitoと南のSan Francisco市がGolden Gate Bridgeで結ばれています。San Francisco市のすぐ南に国際空港があり、そこから湾の南端にあるSan Jose(サンノゼ:読みはサンホセに近い)まで、Stanford大学を中心として、いわゆるシリコンバレーが広がっています。
 San Francisco市は、MLBのGiantsやNFLの49ers(フォーティーナイナーズ)の本拠地ですが、Bay Bridgeを東へ渡ったところにあるOakland市は、MLBのAthleticsやNFLのRaiders、NBAのWarriorsの本拠地です。ちなみにSan JoseはNHLのSharksの本拠地です。Oaklandは港町のせいか日系人には治安の悪い所として知られていますが、そのすぐ北にBerkeley市があります。
 キャンパスに最も近いBART(地下鉄?)の駅、Downtown Berkeleyまでは、San Francisco市のダウンタウンから30分ぐらいでしょうか。

気候

 ベイエリアは仙台と同じくらいの緯度にあって地中海性気候に分類され、一年中春や秋のような気候が続きます。太平洋を流れる寒流の影響で、海風の吹く日は霧が出て気温が下がり、秋でも陸風が吹くとインディアンサマーといって日中の気温が30度以上になったりします。
 全般に夏でも朝晩は肌寒い日が多く、日中の最高気温は25度ぐらいまで上がっても、夕方になるとぐっと冷え込み、最低気温は10度ぐらいという日も多いです。一方、冬場を除いて雨は殆ど降りません。冬の最高気温は15度ぐらい、最低気温は10度ぐらいといった感じでしょうか。雪が降ったり、氷が張ったりはしません。
 こちらの人の多くは年中Tシャツに短パン姿で過ごすようですが、日本人ならば夏でも上着は手放せないといった感じで、逆に冬でも厚手のコートは要りません。また南カリフォルニアのロサンゼルス程ではありませんが、一年中空気が乾燥してカラリとしていますので、日焼け、乾燥等のスキンケアには気をつけたほうが良いでしょう。
 Berkeleyは真西にGolden Gate Bridgeがあって海風が入りやすいためか、隣の市のOaklandより霧の日や気温の低い日が多いので、(必要性はあまり無いかもしれませんが)天気予報を見る場合、San Francisco市の予報の方が参考になります。

日本人コミュニティ

 バブルの崩壊以降、日本熱が急速に冷め、企業から派遣されてくる日本人駐在員も激減し、ベイエリアにおける日本人コミュニティの中心は、San FranciscoからSan Joseやシリコンバレーに移ってきています。Berkeleyにも何軒か日本料理店がありますが、主にこちらの人向けのようで、全般に量が多くて大味です。規模は小さいですが日本食材を扱う日本人向けスーパーも何軒かあり、日本製の雑貨や常備薬、無料の情報誌、便利帳を兼ねた日本語電話帳等を手に入れることが出来ます。
 私がお世話になったのは、日本人Visiting Scholar向けのB&B : Bed and Breakfast(民宿)で、大学の北の丘に広がる住宅地にあり、アパートに移るまでの間、生活の立ち上げなどに関して様々なアドバイスをいただきました。

Prev. | Back | Next

目次講義ゼミ趣味横顔English

Copyright (c) 2000 Yamato S. All rights reserved.