商学部の学問のコアは、経営、会計、商業、経済産業という大きな4つのフィールドから構成されています。学生は各フィールドで専門性を培うとともに、各フィールドは相互に補完的な関係にあるため、これらの4フィールドを柱に、各自の知的関心と希望する将来の進路にそって、自主的かつ個性的に専攻分野や科目を選択し、履修することが可能です。
企業経営や組織についての理論的また方法論的研究だけでなく、現代日本 の企業に対する実証的・計量的研究を含めた広範な問題を扱っています。そ こで扱われるアプローチもアメリカ経営管理論からドイツの経営経済学にまでおよんでいます。
※①~④は図の各事象に相当
※*マークの科目は「線形代数」との関連が強い
洋式簿記の最初の紹介者である福澤諭吉を祖として、その伝統を守っています。財務会計、管理会計、会計監査を対象に、国際的、戦略的、歴史的観点から取り上げています。
※①~④は図の各事象に相当
商品やサービスを中心として起こる市場の問題を、理論的・経験的に解明す ることを目指しています。その対象は、マーケティング意思決定、流通・小売、 広告・コミュニケーション、サービス、消費者行動等々にまでおよんでいます。
※○数字は科目分類に対応
※矢印の終点の科目が始点の科目に関連
理論 | 実証 | |
---|---|---|
ミクロ・マーケティング | ① | ② |
マクロ・マーケティング | ③ | ③ |
※*マークの科目は「微積分基礎」「微積分」「線形代数」「確率論」との関連が強い
国際化時代の今日、世界経済と不可分の関係にある日本経済を見据えなが ら、貿易、資本移動、技術移転、国際通貨制度といった問題の理論的・実証的解明、政策的提言を図ります。
理論とデータを使って企業や家計の行動を定性的・定量的に分析し、社会の変化に対応した市場や政策の在り方を考察します。
金融の分野は、個々の経済主体の金融問題から国民経済全体の貨幣的側 面まで幅広く研究対象を包摂します。保険の分野は経済的保障のうちでもっとも重要な保険制度を対象とし、その制度の経済的、機能的、数理的な諸側面が分析の対象になります。
※*マークの科目は「微積分基礎」「微積分」「線形代数」「確率論」「ゲーム理論基礎」との関連が強い
資本主義経済における望ましい市場競争のあり方-競争と独占-を究明す ることを目指します。また、交通などの公益事業を取り上げ、政府規制の在り方を分析の対象とします。
※*マークの科目は「微積分基礎」「微積分」「線形代数」「確率論」「ゲーム理論基礎」との関連が強い
仕事と暮らしの経済学です。具体的には個人の就業行動、企業の雇用行動、それらが調整される労働市場の分析です。またその中での労使関係、組織心理、さらに仕事と暮らしを社会的に支える社会保障などについても考えます。
経済生活の歴史を産業発展、経営活動、金融といった個別の視点からとらえ、解明していくことを目指します。