商学部では、調査や体験、実務家の講義などを通じ、さまざまな社会的な課題を自ら発見・理解するための授業を設置しています。 専門的知識を学ぶのみならず、知識と社会とのつながりを意識して、実学の精神にもとづいた知見や思考をさらに深めることが目的です。
この授業は総合教育セミナーの科目の一つです。キャンパス近隣の日吉や元住吉などでフィールドワークを行いながら、地域が抱える様々な問題(商店街の活性化・子育て・障がい者支援・地域コミュニティのあり方など)について調査し、考察や提言を行います。フィールドでの観察や発見によって、地域社会が直面する現実的な課題を理解し、学問的に考察していきます。この一連の活動を通して、より実践的な思考力を養います。
各界で活躍する塾員(慶應義塾の卒業生)を講師として招き、オムニバス形式で行う授業です。研究者や大学教員とは違った視点を持った、社会の第一線で活躍する人たちの考え方や知識の一端に触れることができます。学生の視野を広げ、より大局的かつ具体的に物事を考えられるようになることを目的としています。これにより学生たちは、勉学に対する態度をより充実したものへと深化させています。
さまざまな企業・団体の芳志により、商学部では多くの寄附講座を設けています。教員がコーディネーターとなり、毎回講師を招いて、テーマに沿った講義が進められます。最新の動向をもとに、毎年度様々なテーマの講座が開講されます。2015 年度には以下の授業が開講されています。
1989 年以来続く、経済広報センターによる企業人派遣講座です。この講座では、毎年異なる一つの共通テーマのもとで、実社会で活躍されている方々にオムニバス形式による講義をしていただいています。
授業では、資金調達・資金運用面で急速に重要性が増している「証券」に焦点を当て、証券市場の仕組みや最新動向を考察します。
組織活動において営業とはいかなることか? 個人にとってだけでなく、組織、社会とのかかわりを具体的な仕事を通して深く考察する機会を提供することが本講義の一つの目的です。講義を通し、学生自身の人生やキャリアをどのように考え、将来の幹部としてのリーダーシップ力を醸成していくのかという点について、ともに議論し考察していきます。
財務会計の基本的な知識を持つ受講者を対象に、昨今の金融情勢を踏まえ、さまざまな資金調達手法を解説していきます。