Taj多事
Taj多事
2011
今日は,Delhiのお隣UP州のAgraまで日帰り旅行。Taj Mahalは,インドへ来たなら誰もが一度は訪ねる世界遺産。ということで小生は3回目。次男も2度目 (2009年1月1日のTaj多事)。Taj Mahalは,ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが,その愛妃ムムーターズ・マハルのために,妃の死後22年の歳月をかけて,数万人の労働者を使って建造したお墓である。大理石造りで完璧なまでの対称性を誇るその墓は,イスラム様式の代表的な建造物である。跡目争いの結果,第3皇子アウラングゼーブが皇位を継承し, シャー・ジャハーンはAgra Fortに幽閉され,愛妃ムムーターズが眠るTaj Mahalを死ぬまで毎日眺めながら過ごしたという。Taj MahalとAgra Fortは1983年に世界遺産に登録された。
6:30にKarol BaghのBharat Palaceを出発するために,セナさんの車で6:00にSmile Innを出発。セナさんがそこまで同行しなければならないのは,例のReconfirmをするために学生たちのチケットのコピーを受け取るためだ。
Taj Mahalに到着したのは11:30。途中一回休憩を入れたのだが,そのときに昨日ATMでおろしたルピーをSmile Innに置き忘れてきたことが発覚。Taj MahalとAgra Fortの入場料,それと運転手へのチップを考えると財布の中身だけではとても足りない。学生から1000Rs.借りるという大失態。申し訳ない・・・
Taj Mahalの駐車場は,過去に来たときと同じ所だと思っていた。それぐらいよく似ている。さらに,Taj Mahalまでの道も一本道で景色もそっくりなので何の疑いもなかった。少々不思議だったのは,駐車場からTaj Mahalまでの無料電気バスが見当たらないことだった。しかたないので,Taj Mahlまで歩くが,チケット・オフィスが見当たらない。守衛に聞くと「ここは東門で,チケット・オフィスは南門だ。左の方へ回れ」という。その通りに歩くもののチケット・オフィスらしきものは見つからない。どうみてもチケット・オフィスがあるような雰囲気ではないので,現地の人に聞いてみると「今来た方向に戻れ」と言う。えっ,通り過ぎたか?16人いて誰も気づかぬはずはないだろう。いや,この集団ならあり得る・・・仕方なく元へ戻るが,やはりわからない。東門のすぐそばの旅行会社の兄さんが,「おれのバイクで連れて行ってやるよ。一人20Rs. でどうだ」,一緒にいた青年が「何をバカ言っているんだ,こんな人数どうやってバイクに乗せるんだ!?余計なこと言うな。俺が途中まで一緒に行ってやる」。何か裏があるのかと勘ぐったが,本当に親切な青年で,何を要求することもなく,チケット・オフィスがわかる所まで連れて行ってくれた。ありがたい。想像どおり,右に折れる道を16人全員が見逃していたのだ・・・今日もいつもの運転手が同行しているが,なんでこんな不便な駐車場に止めたのだか??
結局30分ほどを無駄にし,駐車場に戻ってバスに乗り込んだのは予定より30分遅れの1時半。それでも運転手は,お決まりのお土産屋へ寄る。Agraというと大理石細工の店へ寄るのが定番だが,止まったのは紅茶,スパイス,お香の店だった。ここでは学生たちも買物をエンジョイしたようだし,小生もスパイスはいくつか調達したので,運転手も小生を横に座らせて満足げであった。腹の調子がいま一つの学生が多いので,ランチはPizza Hatにしようと考えていた。しかし,いったん町へでなければならず,次の目的地のAgra Fortへいくのがやっかいだという理由で,運転手がどうしても行きたがらない。この辺りのレストランは,外国人旅行者が気軽に入れるように,インド料理だけでなく,中華やサンドイッチもあるからNo Problemだという。最初に入ろうとしたレストラン,どこかで見たことがある。そうだ,2009年元旦に家族とここを訪れたときに,怪しいマジシャンにまんまとやられたレストランだ。でもそこは駐車場がいっぱいでパス。結局入ったレストランも2006年にはじめてTaj Mahalに来たときに夕食をしたレストランだ。あまりチョイスがないのですね。
たいそう暑い中Agra Fortを見学して,午後4時にAgraを出発。Delhiのホテルに到着したのは夜9時半。二人の運転手に500Rs.,アシスタントの二人に100Rs.づつのチップを渡して,メトロでSmile Innに戻ったのは10時過ぎ。明日はTERIから戻り次第帰国の途に着かねばならないので,荷造りを済ませる。なんだかんだで,ベッドに入ったのは0時を回っていた。
Agraの気温
最高気温 34℃
最低気温 28℃
平均気温 30℃
Taj Mahal
11/08/29