●1998年度三田祭研究論文

コンビニエンス・ストア
〜高収益システムの多角的分析と展望〜

第3章 1店舗から見たコンビニエンス・ストア

 ここでは、コンビニエンス・ストア1店舗の観点から、コンビニを考えてみます。コンビニが急成長してきた要因を、普段何気なく利用しているところから探ることが本章のねらいです。
 そこで、第1、2、3節ではコンビニの売場のレイアウト原理や商品陳列について、経験法則に基づいて述べていきます。 通路のひきかたによって、陳列にどのような影響をもたらすのでしょうか。商品をどこに置き、それをどう並べるかについて考えていきます。そしてそれを踏まえて、我々なりに実際のコンビニを考察してみます。
 第4、5、6節では店舗運営について述べます。 1店舗あたりの社員数が少なく、しかも24時間営業という形態をとっているコンビニにとって、パート・アルバイトの存在は欠かせません。よくよく考えてみれば、社員がいないときの時間の方が多いのです。社員がいないときの店舗運営はどうなっているのでしょうか。そこで人材育成システムについて考えてみたいと思います。他にも、防犯システムやクレンリネスの重要性についても考えていきます。


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