Taj 多事
Taj 多事
2009
また全然眠れなかった.ベッドに寝転がって小難しい本なぞを読んでみても,やっと眠くなったのが4時過ぎ.8時15分に目が覚める.まるで徹夜明けのように体がだるい.軽く食事をして11時まで二度寝する.こんな調子では,いつ時差ボケが解消するのかしれたものではない.日本にいれば,日中に思いっきりテニスでもして,ビールでもあおって寝てしまえば,一気にに解消も出来ようが,ここの昼間の熱さでは,運動などしようものなら体力を使い切る前に熱中症か脱水状態に陥るにちがいない.
なんとか一日忙しく過ごしてみよう.まずは,ブラジルから持ち帰ってきた洗濯物の残りを一気にかたす.続いて,3月の半ばからさぼり続けていたレシート貼りを決行する.100枚上のレシートをA4用紙にひたすら貼付けていく.3分の1程度を貼ったところでスティック糊が切れてしまった.
さあ,困った.この辺りでは,2件あったスーパーのうちの1件では文房具も扱っていたのであるが,その店は閉店してしまってもうない.もう1件では文房具は扱っていないのはわかっている.こないだ,床屋のそばでA4用紙を1束かったので,そこにあるかもしれないので,昼食がてら捜しに行くことにする.そこらの店では英語が通じないことが十分に考えられるので,空のスティック糊を持参する.V3Sの方へ斜めに横切るマーケットを歩いて行くと左側に「Books and Stationary」という看板を出している店を発見.空のスティック糊を見せて「これある?」.やっぱり英語は通じない.どうやらあるらしく,奥の方から持ってきてくれたのは,いま使っているものの3分の1程度で口紅ぐらいの大きさのものだった.「オッ,オッー.ずいぶん小さいねー」.でもないより有り難いので4本調達した.1本10ルピー,日本円で約20円.4本で80円だから日本の100円ショップで通常サイズを1本買うより若干安いか.
日本から持ってきたフリーズドライ食品がそろそろ底をついてきたので,朝食にパンを食べられるように, そのままV3Sへ行ってトースターを調達する.こちらの食パンは,日本の食パンの4分の1より1回り大きい程度の大きさなので,トースターも大きいものではない.アメリカでも食パンの大きさはこの大きさだった.日本のものが桁外れに大きいといってよい.Phillips社製のRs. 1149(約2300円)のものを調達する.レジで袋に入れずに箱のまま「はい」と渡されたのにはたまげたが,このところプラスチック・バックの使用を禁止している店がたまにあるので,マイ・エコバッグを持ち歩いていたのが幸いした.
一端家に戻り水屋で水を調達して,ゼンさんの食堂で昼食を取る.Dal Fry(黄色ダール豆のスープカレー,Rs.40)とVegetable Plau(インド風野菜ピラフ,Rs.55).隣に安っぽい食堂が急にできたせいだろうか,付け合わせのサービスがよくなっていた.といっても生の青唐辛子が増えただけなんだけど.それにしてもなんで真っ暗なんだろうと思っていたら,停電であった.食堂なのにバックアップないのか?材料入れている冷蔵庫ないのか??まあ,肉は出さないから必要ないのかもしれないけど・・・
家に戻ってレシート貼りを続行.その他,ブラジルの学会の精算なども帳簿付けして,終了したのは4時頃.眠い・・・ここで寝てしまっては,また夜に眠れなくて時差ボケは解消しない.
というこで床屋に行く.小生の中学生時代の同級生が床屋さんで,いまでもお世話になっていて,そんな繋がりで,ここの床屋にバリカンやらマッサージ機の仲介のようなことをしているので,その注文取りの仕事もある.ここインドでは日本製の電気製品や精密機械の人気が高い.問題は値段である.5年以上も前に2,3度この床屋を尋ねた日本人が日本製のバリカンとマッサージ機をドバイで入手して持ち込んだそうなのだが,当時の値段で日本の現在の販売価格の10分の1.製品は喉から手が出るほど欲しいのだが,高過ぎるのが実際だ.今日も結局悩んでいて結論が出ていなかった.とにかくこの床屋は,はじめてセナさんに連れてきてもらったときから小生に親切にしてくれて,散髪が終わった後には「オマエは友達だ」とチャーイをご馳走してくれる.この言葉,Mr. Singhもしょっちゅう口にした言葉なので注意が必要だが,ありがたく受け入れる.「家族がインドに来たときには,ぜひ家に来い.ご馳走する.日本人はベジタリアンじゃないだろうな」「いや,みんななんでも食べるよ」「それはよかった.美味いチキンをご馳走する」.はたして実現しますやら.散髪・マッサージに1時間,おしゃべりに30分,ずいぷん長い床屋であった.
そのままもう一度V3Sへ行く.昼過ぎに行ったときに3Fにスーパーが開店しているのを発見した.どんなものか試しに行ってみる.とにかくすごい人の数で,みんなカゴでなくてカートを押しているので歩くのに難儀する.たしかに品揃えは近所のスーパーよりも断然によい.値段は変わらない.ジンジャー入りの紅茶のティーパックがあったのでゲット.ついでにネスカフェ・ゴールドブレンドも.この二品でRs. 500を超えてしまうから驚き.なるほど近所のスーパーに置いておいても永久在庫になる恐れ大だ.トースターを買ったので,もちろんパンも調達.さて,バターも欲しいのだが,どれも巨大.こちらの人は,カレーやチャパティーやナーンに溶かしたバターをかけて食べるのが好きだから消費量も多いのだろう.この大きさじゃ食べ終わる前に痛んでしまいそうなので,結局,ペッパー入りのクリームチーズにした.スーパーでRs.830の買い物は,インドに来て以来の最高額.果物や野菜が新鮮というわけでもなかったので,特別なものが欲しい時や,V3Sに来たついでないと,特に来る必要はないというのが感想である.
家に戻ったのは7時半.いろいろ動いた1日であった.スーパーで買ったオレンジを絞ってカシャーサをちびちびやりながら,いまこれを書いている.なんとなく眠れそうな気がする.だとよいが.
7/26のデリー天気予報 最高気温37℃、最低気温27℃、雨
7/26のデリーの天気 最高気温38℃、最低気温29℃、平均気温34℃
7/26の東京の天気 最高気温31℃、最低気温25℃、平均気温28℃
忙しく動いてみる
09/07/26
本日調達したPhillips社製のトースター.レトロな感じが気に入っています.日本に持ち帰りたいところですが,コンセントの形状や電圧の仕様が日本と違うし,そもそもパンの大きさが日本より全然小さいんです.日本に帰るときにはここに置いて行くことにします.