Taj 多事
Taj 多事
2009
きのう,今日とセナさんからの差し入れが相次ぐ.きのうは,羊羹.日本のお客さんからいただいたもののお裾分け.今朝は,きのうがセナさんの誕生日だったそうで,誕生ケーキのお裾分け.ケーキは家を出る前に急いでたいらげる.
羊羹は,半分をセナさんのところで食べるので,半分を食べてほしいとのこと.開けちゃってあるから食べないにいかない.若い頃は,和菓子がどうにも苦手だった.たいてい羊羹が出されるときには,二切れちょっとずらして皿に乗っけて出される.息を止めて味がわからないようにして,何とか一切れ食べるのがやっとだった.最中とか紅白まんじゅう並みのでかい饅頭なんて見るのもご免であった.
それが,1993年から95年に米国にいたときに,最中を突然食べたくなった.そして,日本から送ってもらって食べたら美味いこと美味いこと.それ以来,全てとは言わないけど和菓子の食べず嫌いが解消した.和菓子と言うよりも,小豆のあんこを美味しく思えるようになったというのが正確なところだ.いまでは,洋菓子のケーキじゃなくて大福や草餅を選ぶ.でも,こし餡よりもつぶし餡のほうが圧倒的に好きなんですけど.帰宅してから羊羹を一切れ食す.緑茶風味の餡で美味.
Webの天気予報を見ると,金曜日の夜の体感気温が47℃!寝られるのか?いやなものみてしまった・・・三日も先の天気予報はたいてい当たらないから,今回も過大推定であることを祈ろう.
きのうも書いたオーストラリアのインド人に対する人種差別問題に対抗して,毎年5万人の学生を海外に送り出し(なんたる数!),その多くがオーストラリアに行くというパンジャブ州のパンジャブ大学では,海外からパンジャブ大学に勉強に来ている学生達にガンジー的なもてなしの心を教え,「客人を神のようにもてなし,人種差別はやめよう」と平和行進をしたそうだ.もてなされたカナダやウズベキスタンの学生達は,いたく感動したそうだ.ムンバイの11.26テロ事件では,感情的な行動が目についたけど,当事者の学生達がこのような冷静な対応を取ったのはよかったと思う.ガンジーの独立運動も南アのアパルトヘイトに根ざしている(少なくとも映画『ガンジー』ではそういう設定になっている).学生達もそれを知っているのだろうか.
学生には,そういうアクティブな一面があってほしいと思う.ムンバイでも,立小便・ゴミのポイ捨てに対して学生が立ち上がり,対象者にイエローカードを出すという運動を起こし,いまでは警察が罰金を取るという形で具体化し,ムンバイ市内を清潔に保つことに貢献しているそうである.
デリーではどうなのだろうか?小生にはムカッとくることが目につく.Gulab’sにもデリー大学の学生がたむろしてくるのだが,こいつらの行儀の悪いことといったら目に余る.まず考えられないが,店員に「おい,水」「パンもってこい」(実際はヒンディなので正確ではないけど,そうとしか聞こえない)など,働いている者に対する尊敬の念がまったくない.家の子供だって「お水ください」「ありがとうございます」ぐらい言うぞ.こいつらが将来を背負って行かなければならないのに,親の身分制度を何の考えもなく引きずって行動していることが,まったく情けない.
先日も,男女4人ずつの学士がギャーギャー騒ぎながら入ってきた.一つのテーブルに座れるのは4人である.彼らは,店員に確かめもせずに,空いている椅子を一つテーブルに集め始める.金属の椅子をひきずるもんだから嫌な音が店内に響く.彼らが座ろうとしているところは,物理的に8人は座れない.店員が小生の所へ来て,席を変わってくれないかと頼むのでOKしたが,8人もいて誰一人礼を言わない.礼を言わないどころか,でかい声のおしゃべりを一切止めない.たまりかねた客の一人が,店員に注意するように訴える.店員に注意された学生どもは,黙ったと思ったら,コップの水をテーブルにぶちまけ,無言で店を出て行った.8人もいて誰も誤りもしない.このときだけは,まだ日本の学生の方がましではないかと思ってしまった.窮屈な世の中なんて誰も望まないけど,人を思いやれない奴に与える自由なんてない.
そういやメトロの車内放送で新しいのが加わって「車内で音楽を演奏するのはやめてください(Please do not play music in the train)」だと.やはり何か根本的に違うのかもしれない・・・
6/3のデリー天気予報 最高気温40℃、最低気温32℃、晴れ
6/3のデリーの天気 最高気温41℃、最低気温33℃、平均気温37℃
6/3の東京の天気 最高気温24℃、最低気温20℃、平均気温22℃
学生いろいろ
09/06/03