Taj多事
Taj多事
2011
今日から31日までゼミのStudy Tourでインドを再訪する。6月から訪問先にメールでコンタクトをとり,車の手配や宿泊の詳細についてはセナさんにお願いした。4年生が5名,3年生が9名,そして我が家の次男と小生の総勢16名のツアーである。
23日から25日まではRajasthan州に滞在し,Humana People to People India(HPPI)が運営するGreen Action プロジェクトとAcademy of Working Childrenを訪問。26日は,DelhiでSulabh Internationalを訪問。27日と29日は観光で,それぞれHaridwarとAgraへの日帰り旅行。30日にTERIを訪問して,その夜Delhiを出発し,翌31日朝に帰国という過密スケジュールだ。
6時半に次男と家を出発し,6:41の高崎線上野行きへ乗車。赤羽で京浜東北線に乗り換えて日暮里へ。日暮里駅ナカで朝食を調達して,7:58発のスカイライナーに乗り込む。最近のスカイライナーは日暮里から空港第2ターミナルまではノンストップなので,所要時間はたったの38分。8:36に成田空港第2ターミナルに到着して,Air Indiaのチェックインカウンターへ向かう。
学生には9:30までに各自チェックインを済ませて,全員揃ったことを確認しようと打ち合わせてある。Air IndiaのチェックインカウンターであるAカウンターは,9時まではPhilippines Air Lineが受けつけていて,Air Indiaのチェックインが始まるまでしばし待つ。ここまでに集まっている学生は2人。なんとなく不安。Air Indiaのチェックインが始まって列に並んでいると後方に大方集まっているようだ。チェックインを終えて確認すると,集合時間は過ぎているが2人いない。一人は寝坊で10:05に到着する電車に乗ったという。出発時間は11:30なので何とかなるだろう。もう一人はほどなく到着した。
あとは搭乗ゲートに集合ということで一旦解散。次男とともにすぐにセキュリティチェックと出国手続きを済ませる。夏休みの日曜であるが混雑はなく,すんなりと終了。成田の免税店街もきれいになったもので,全店をざっと見て回る。現地で飲む日本酒(出羽桜)を調達して,電車で出発ゲートのあるビルへ移動する。
搭乗時間までレストランでワインを飲んで時間を潰し,搭乗ゲートへ。毎度のことであるが,Air India独特のセキュリティチェックを搭乗ゲートの目の前で受ける。以前に比べたらずいぶんと簡略化された。以前は,コンピューターなどすべての電子機器の電源を入れさせられたものである。搭乗時間寸前に残りの1名も到着。セナさんに時間通りに出発することを連絡して,AI307便にていざ出発。
出発してすぐにランチ。例のごとく不思議な和印折衷。メインはインド料理で,サブメニューに蒲鉾やらの和食と日本製の甘いヨーグルト。デザートはインドのプディングで,これにはみなさん参ったようだ。
AI307便は,予定時刻より1時間以上早く,現地時間で夕方4時ごろにDelhiに着陸。到着したのは小生が2010年2月に帰国したときには工事中であったTerminal 3。以前のTerminal 2では,その臭いや温度そして簡素な施設がいかにも「インドに来た」ということを実感できた。このTerminal 3は,なんとモダンでデカいことか。長〜い歩く歩道に乗った先にあるImmigrationは,仏陀の手の彫刻の壁を背にしてたくさんの審査ゲートが並んでいる。Immigrationを出ると,そこには免税店が出迎えてくれる。
入国審査を終えてBaggage Claimで手荷物を待つ間に,セナさんに到着したことを連絡。到着が早すぎて車の到着には少々時間がかかるようだ。Tomas Cookの換金所で2人が全員から一人1万円を受け取り16万円を換金して,その半分をプール資金とした。
換金が終了して10分ほどで運転手が「SHIMPO Family」(??)という看板をかかげて登場。ワゴン2台に学生が分乗し,小さなセダンに小生と次男が乗ってDelhiの滞在先であるKarol BaghにあるBharat Palacelへ。学生たちの車は荷物を積むのに手間取ったようで,小生たちの車が先にホテルに到着。ホテルではセナさんが出迎えてくれた。学生たちが到着するまでにホテルの部屋を見せてもらった。学生たちがどう感じるかはわからないが,小生がいろいろ泊まったホテルの中ではゴージャスな方だ。なんとスイートも2部屋用意されている。到着した学生からパスポートのコピーを集め(やはり忘れた輩がいた),旅行費用を集金。部屋割りを決めて,学生たちが部屋にはいったのが6時半前だ。
セナさんは,このまま小生たちとともにSmile Innに戻る予定であったが,学生全員がはじめてのインドなので夕食はいっしょにとることにした。宿泊するホテルと同系列のホテルBharat Continentalの1階にあるレストランKhadai Tadkaで夕食をとることにして,学生たちは7時にロビーに降りて来て,ホテルの人にそこまで案内してもらうようにする。セナさんと小生と次男はセナさんの車で一足先にレストランに向かい,1年半ぶりに再会を祝って乾杯。
遅れて到着した学生たちには,セナさんと小生で500Rs./人程度のメニューを選んだ。Tandoor Chicken, Paneer Pakora, Dal Makhani, Mixed Vegitable, Butter Chicken,そしてデザートにバニラアイスクリーム。はじめてのインドでのインド料理を学生たちも満喫したようである。
セナさんの車でSmile Innに向かう。ヤムナ河を渡る手前あたりからかつて歩いた道になる。車の中から,そこを歩く自分の影を捜しているような感覚である。この辺りまでは,2010 Common Wealth Gameを契機に少しきれいになったようだ。しかし,Yamuna Riverを渡ってLaximi Nagarに入ってShakarpurに向かう道路は相変わらずで,This is Indiaという感じだ。
セナさん宅ではミナクシさんとバッビーが出迎えてくれた。バッビーはまた背が高くなったようだ。チッキーともあいさつをすませてSmile Innに入る。Smile InnはセナさんがマネージするB&Bで,セナさんの家とドア1枚で隣接している,というかセナさんの家の一部といってよい。小生が1年4ヶ月ほどをすごした場所である(2008年10月18日のTaji多事参照)。一気に1年半前の記憶が蘇る。不思議な物で,やっと戻ってきたというような感じがする。Smile Innの冷蔵庫にはミナクシさんが,次男のためにペプシ,ファンタ,マンゴージュースを,小生のためにKing Fisher Strongを1晩1本分準備してくれている。うれしいことだ。
もう時刻はインド時間で翌22日になろうとしている。バケツに湯をためて体を洗い,荷物を整理して,早々に就寝した。
Delhiの気温
最高気温 37℃
最低気温 27℃
平均気温 30℃
ゼミ Study Tour へ出発
11/08/21
Air India 成田→Delhi便の食事。いつものように和印折衷です。メインは手前のインド料理。サブに上段真ん中の蒲鉾など。ヨーグルトも日本製。上段左のデザートは,インドのプディングで,この味には初めてのみなさんは参ったようです。
Khadai Tadkaではじめてのインドでのインド料理に舌鼓を打つ学生たち。まずは喜んでいただけたようです。