Taj 多事
Taj 多事
2010
明後日に帰国するわけだからしょうがないけど,やたら忙しい。
13日の土曜日は,またもMさんの車でジャイプールへ。今回は距離があるので,車代は半分づつシェア。昨年LaBLチームとラジャスターンに調査に行ったときに,半日だけジャイプールを観光したのだけれど,今もマハラジャが住むCity Palaceとジャンタル・マルタル(天文台)の2大観光名所を時間切れで観ることができなかったので,そこだけは観ておきましょうと急きょジャイプールまで車を走らせる。朝6時にデリーを出発して,この時期には珍しいものすごい霧の中を走って,ナルガール要塞に着いたのは11時半。ジャイプール市内に入り,ランチで食べたラジャスターン名物のChicken JaisamerとGatta Curryは,大変美味。なんともゴージャスなCity Palaceを見学して,天文台を観終わったときにはもう5時過ぎ。City Palaceでは,今でも使われているマハラジャの住居を見せてくれるサービスもあるのだが,なんと2500ルピー(5000円)の別料金が必要だそうで,食事でも出してくれるなら考えてもよいが,ただ人の家を見るだけで5000円はあんまりなのでパス。ジャイプールは買い物でも有名な町で,布製品,ブルーポタリと呼ばれる焼き物,そしてラクダの皮製品などが有名。ブルーポタリのお店では,日本の家で使う小さな器とコースターを購入。あとは,ラクダの皮のサンダルと短いクルタとパジャーマを自分用に購入。Mさんがサリーを買ったので,初めてサリーの仕組みを見る機会に遭遇したのだが,ただのキレだとういうことを今更知ってビックリ。車をすっ飛ばしてデリーまで帰ってきたが,時計は次の日になっていた。
14日の夜は,セナ家でお別れパーティー。ミナクシさんが,セナ家に伝わる特製マトン・カレーとマトン・ビリヤニをふるまってくれた。セナ家伝来のマトン・カレーは,水を一切使わず,香辛料もそのままを入れて,時間をかけて料理するのだそうだ。抜群に美味しいのだけど,すげー辛い。今までインドでいろいろ食べたけど,これほど辛いのは初めて。頭から吹き出る滝のような汗が止まらない。バッビーに小生が日本から持参したJBLのIPod用スピーカーをプレゼント。小生がインドにいないときに,バッビーは小生の部屋で勉強していたそうで,どうにもそのスピーカーが欲しくなってしまったとのこと。バッビーにも床屋にバイクで連れて行ってもらったり(違反だけどね),いろいろ世話になったから,ここは気前よくプレゼント。ピッキーには,Jeffery Sachsの「Common Wealth 」をプレゼント。せっかく経済学を勉強しているから,ただ試験のためだけに勉強するのではなくて,目的を持って勉強してもらいたいと願いを込めてプレゼント。最終節の「Power of One」を最初に読むように勧めた。
16日は,慶應でも講義をお願いしている一橋大学のK先生ご夫妻がデリーに来られているので,昼をご一緒した。お仕事のようだが,ほとんどインド一周旅行のような旅程で驚き。K先生ご夫妻のデリーの宿は,小生が最初に宿泊したJorbagh 27。ご夫妻を迎えに1年以上ぶりにJorbagh 27を訪問。おーっと,靴磨き職人久しぶり。なんかちょっとふっくらしたんじゃない。ちょっとは暮らしぶりがよくなったかな?K先生ご夫妻は2時半から旅行社と会う約束になっているそうなので,遠出はせずにGulab’sへご招待。1年以上Gulab’sへ通い続けているが,1品以上を注文するのは今日が初めて。Panner Bhujia,Gobi Aloo,Dal Fry, Zeera Rice, Rotiを注文。Gukab’sの味はご夫妻にも気に入っていただいた。小生も一気に三つも食べられて大満足。18日のセミナーの後に特に何も予定が入らず,お疲れでなかったら,またご一緒しましょうということでお別れ。
17日は,デリーのチベット・キャンプでMさんとランチ。中国で迫害されたチベット人をインドは難民として引き受けている。インド政府から与えられた土地で民芸品の生産をしたり,チベットへの旅行会社を経営したり,チベット料理レストランを経営して,彼らは生計を立ている。場所は,オールドデリーの少し先で,デリー大学の手前という辺り。運転手からここだと言われたときには目を疑ったが,少し入っていくと土産物屋,ホテル,旅行会社,レストランがぎっしりと立ち並ぶ幅2メートルほどのメイン通りが出現。150メートルほどしかない通りなので,あっと言う間に見終わってしまうのであるが,その間にもインド人の貧しき人々が金と食べ物を無心に来る。狭いところなので,やけにその数が多いように思えてしまう。チベット料理の店に入り,チベット風の「すいとん」Thethukとチベット風餃子Momoを注文。数ヶ所でMomoを食べたけど,ここのMomoは小籠包みたいにジューシーで美味。もうちょっと便利な場所にあれば,何度でも来るんだけど・・・
4時頃,Rituが訪ねて来たので振り返ると,Team Rituが勢揃い。小生がもう来ないのかと心配して,カードと象の置物をプレゼントしてくれた。みなさん,それなりにというか,かなり忙しく,十分にコミュニケーションができたわけではなかったが,刺激にはなったようである。とにかく,これが始まりなので,これからもよろしく。
夜は,セナさんがグルガオンに住む日本人を紹介するというので,大使館街にあるMoti Mahal Deluxeに行く予定。帰る3日前に紹介されても,あまり意味はないんだけど・・・でも,Moti Mahal Deluxeには行ったことがないので承諾。けど案の定先方からキャンセルが入る。そりゃ先方にしても,わざわざ会う理由がないよな。申し訳ないと思ったのか,セナさんは家に戻った小生を連れ出し,近所のNerluaレストランでビールとカレー。セナさんのお兄さんの息子の誕生パーティーをセナ家でするそうなので,無理して行くことはないと言ったのだが,聞く耳を持たない。そもそも,そんな日に,なんで無茶な計画を立てたのやら・・・
18日。荷物を発送したばかりなのに,また欲しい本が3冊出来てしまったので,昼にKhan Marketに買いに行く。時間もないのでいきなり店員に本のリストを渡して探してもらった。3冊のうち1冊は,在庫切れであったが,2冊は手に入る。Khan Marketの道端でTandoori ChickenのRollを買って(50ルピー),ランチにしたけど,道端のものはどれも美味。
やっとこの日が荷物を発送できた。UPSは何度手続きをし直しても,わけのわからぬ返答ばかりで,先週の金曜(12日)に来るはずであった集荷人が17日の5時過ぎに急に現れた。揚げ句の果てに,配送する全ての本について値段を書いたリストを作れと言う。7割は日本から持ってきたもので完全な私的使用であることを説明してもダメだという。とにかくもうUPSは使う気がないので,お引き取り願った。その直後にDHLが毎日の集荷に来るので,話をするとインドで新たに買った本の金額が合計で25000ルピーを超えなければ問題なく,その旨の文書を作ってTERIの然る可き部署のサインがあればよいとのことである。箱も専用のものを用意するので,明日梱包をやり直して持っていってくれるとのとのことである。料金もUPSと変わらない。ということで今日の3時頃ようやくことで小生の荷物はTERIを旅立って行った。
4時頃,Rituからメールがあり,5時から5Fのテラスで小生のお別れ会を催してくれるそうだ。
2/18のデリーの天気予報 最高気温23℃、最低気温11℃、晴れ
2/18のデリーの天気 最高気温23℃、最低気温13℃、平均気温18℃
2/18の東京の天気 最高気温5℃、最低気温3℃、平均気温4℃
おー忙し,やっと荷物がインド出発
10/02/18