停電のコストは，１兆ルピー（２兆円）にも至る．という報告がユニバーサル・コンサルティング（Universal Consulting）というシンクタンク（？）から発表された．これは，停電に備えて事業所や家計が設置している発電機（gensets），充電器，インバーターにかけているコストの合計だそうだ．そして，これだけの資金があれば，現状の20％の量を賄うことができる２万５千メガ・ワット級の発電所を建設できるという．

さらには，発電機やインバーターは酸性の煙を排出するし，これらの発電設備から排出されるCO2の排出量は１千９百万トンになるという．インドの2006年のCO2排出量は15億トンであるから，停電によって余計に排出される量は全体の1.3%程度ということである．

数字の信憑性はともかく，このような非効率が起きているのは，間違いのない事実だ．情報を集めて分析してみるのは，おもしろそうだ．

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