Taj 多事
Taj 多事
2008
全然眠れない夜だった.30分ごとに目が覚めている感じで,3時ごろからは,何か体に巣食っているような感じで全然眠れない.ブラジルで調達してきたアルコール40度のPituというカシャーサを生でグイッといってみたが,効き目なし.これじゃアルコール臭い息を吐いて仕事にいかなきゃだめじゃん.
夕方5時になろうという頃,明らかに体調に変化が始まる.体の節々が痛くなり,熱っぽい.仕事どころではなく,じっと固まって座っているが事態は悪化するばかりだ.少し歩いてリキシャを捕まえてマンディ・ハウスまで乗せてもらい,メトロでヤムナ・バンクへ.
リキシャに乗りながら,ブラジルへの往き来の飛行機で中国人がみんなマスクをしていたのを思い出す.ちょうどブラジルに出発する前,中国では豚インフルエンザが猛威をふるっていた.ブラジルに行く中国人は,アメリカ経由にするとトランジットでも入国ビザを要求されるので,たとえ遠回りでもドバイ経由を利用する.ドバイーサンパウロ間の飛行機の乗客の半分近くが中国人であった.コンファレンス・ディナーで小生の右隣に座っていたのも北京からきた中国人の大学院生だった.そして感染しても不思議でないほど話しをした.まさか・・・が頭をよぎる.2週間前にも発熱したが,そのとき同様,風邪の症状が全くないのが救いであるが,でもマスクが気になってしょうがない.もし,そうだったら,どういうことになる?飛行機で回りに座っていた人,カルティックをはじめ,隣のツシタなどなどTERIで小生と接触した人達,そしてセナ家のみんさんが大変なことになってしまう.特にこのインフルエンザは,15歳から20歳程度の若者に重篤な影響を及ぼすという特徴があるそうで,ティッキーとバビーに感染でもしようものなら最悪だ.
ヤムナ・バンクからは歩きだが,足はフラフラしている.暑いはずだけど汗もかかない.体温が気温より高いのだろう.家に戻って早々に体温計で測ると,38.7℃.1時間もしないうちに39.3℃.家族が日本から来た時に持ってきた薬の中に発熱時に飲むというのがあったので,とりあえずそれを飲んで,寝込む.薬のおかげだろうか30分もすると汗をかいてきた.よい兆候だ.一寝入りして体温を測ると38.3℃まで下がっていた.よしよし.
夜中の12時過ぎ.ちょっと回復したおかげで小腹が減ったので.もう一汗かくためにスープを飲もうとしたら,停電ではなくパワー・カット状態になった.つまり電力は停止しないで,細々と供給され続ける.電気は薄暗くなり,つけ放しで寝てしまったTVはモヤモヤと映っている.スープのお湯もいつも10倍ぐらいの時間をかけて沸かすことができた.
ちょうどスープを飲み終えた頃,ドアをノックする音が.ミナクシさん,ティッキー,バビーのセナさん一家だ.この状態だと扇風機もまともまわらないので,バックアップに切り替えるという.ただバックアップは2時間程度しかもたないので,そのときは寝苦しいかもしれないけど,がまんしてねということ.いやいや豚インフルエンザかもしれない高熱で扇風機なんて要りませんなんて口がさけても言えません.「It’s OK. No problem.」と,わけのわからぬ返事をする.外では,熱くて眠れないのであろうか,子供たちがはしゃいでる声がする.家の外で寝ることににでもなったのだろうか?こちらは,アツアツのベッドにキューばたん.
7/24のデリー天気予報 最高気温36℃、最低気温26℃、雨
7/24のデリーの天気 最高気温32℃、最低気温28℃、平均気温30℃
7/24の東京の天気 最高気温30℃、最低気温24℃、平均気温27℃
やばい,また大発熱・・・
09/07/24