Taj 多事
Taj 多事
2009
さすがに選挙休日というだけあって,道はガラガラ.まだ時間が早いのかデリーの議会選挙のときのような道端の投票所は見られないようだ.今朝は,いつもの「オジさん」のリキシャに,白のクルタ・パジャマを着たどこかの「オジさん」も同乗してIHCへ.「オジさん」も飛ばす飛ばす.帽子が飛んで行ってしまいそうだ.気温も低めなので,風がたいへん心地よい.8時20分着席.みなさん,投票をすませてから出勤なのであろう.小生以外誰もおりません.
仕事の前に選挙に行くのか,後に行くのかは個人個人に任されているようで,朝も夕も人がバタバタ出入りし,なんとも落ち着きのない仕事場であった.ニュースによればデリーの投票率は53%.思ったより全然低いので驚き.日本と同じく豊かになると政治への関心が薄れ,貧しい人達の方が,選挙結果が直接的に生活に関係するようで,選挙への関心も高いようだ.インドでも最も貧しい地域の一つであるラジャスタンや西ベンガルの投票率は75%.ただし,暴動で2人が死亡し,3人が怪我を負うという痛ましい事件もあったようだ.
帰りに歩いているときに気がついたが,やはり道端の投票所は健在であった.ただ,熱いので日陰に設置されている.それが,朝にリキシャから投票所が見えなかった理由だ.
家に戻ると,セナさんとバビーが家の前の道路でバドミントンをやってたので,仲間に入れてもらった.最初のうちは,羽子板のような打ち合いであったが,だんだんバビーが加熱してきて,けっこうな球(羽?)を打ち込んで来る.こっちも,打ち込むことこそしなかったが,それなりに攻撃をさばいていたが,暗くなるにしたがって,正面に打ち込まれた羽に対応できなくってきた・・・というところで,羽が破壊した.バビーは,「それじゃまた明日」,えっ,明日もやるの??まっ,いいか.家の前で,キャッチボールをやったり,バドミントンをやったりなんていう光景は,日本では見なくなってしまった.熱いときの過ごし方といい,なんだかタイムマシンで40年前に戻ったような気分だ.
バドミントンをしている最中に日本から電話があった.後から,かけ直すと,長男の中学の部活動で親の懇談会があり,部活動の役員を選出するということである.部活動に親が関わるとは,全く時代が変わったものだ.子供がのびのびと活動できる環境を作るための組織ならよいが(名目上は,そうにちがいないが),子供と顧問が決めたことに対して,親が口を挟むようなことがあってはろくなことがない.なんで,家の子は試合に出られないのかとかなんとか・・・そんことは,子供たちが納得していれば,それでよい.自分たちが納得ずみで最高のメンバーを選んで,あとはそれをみんなで応援すればいのだ.毎日の練習で,メンバーに選ばれるように切磋琢磨すればよい.普段の練習で,どんなレベルの子供たちでも,その能力を十分発揮できるように,サポートするのが顧問の役割であり,それに親が協力するなら理解できる.たとえば,実業団の選手を呼んで練習会を開催するなんてことは,子供だけではできない.そういうことは親が協力してやればよい.子供たちは,トップ選手のプレーを見るだけで刺激になるし,練習方法も勉強できる.中学の部活動というのは,子供たちにとっても,先生と相談しながらも自分達で組織的な行動をするという初めての経験である.自分の経験からすれば,親が首を突っ込まなくても,それなりにできると思うのだが.できるような子供たちでなければ,これからの日本のお先は真っ暗だ.
5/7のデリー天気予報 最高気温36℃、最低気温24℃、晴れ
5/7のデリーの天気 最高気温38℃、最低気温26℃、平均気温32℃
5/7の東京の天気 最高気温19℃、最低気温15℃、平均気温17℃
投票も木陰で
09/05/07