Taj 多事
Taj 多事
2009
きのうデリー・メトロのヤムナ・バンクーノイダ(Noida)間が開通した。デリー・メトロがデリーの外へ通じたのは初めてのことだそうだ。きのうは式典だけで、花や絵を飾った記念車両が一度ヤムナ・バンクーノイダ間を走っただけで、今日から営業運転開始である。ノイダは、小生の住むシャカルプールの南に位置する振興の工業、居住地域である。セナさんは、昔からノイダに住んでいる人たちは身分のよろしくない人たちだから、あまりよい所ではないはずだといつものように区別的、否定的であるが、ノイダの経済活動がデリーに相当な所得を落としていることは間違いなさそうである。デリーが東京だとすれば、ノイダは埼玉、千葉、神奈川といったところであろう。
いつものようにIHCからマンディ・ハウスまで歩き、すぐに到着した列車はヤムナ・バンク行き。でもいつもよりえらく混んでいる。ちょっと山手線や京浜東北線を想い出してしまうほどの混みようだ。ノイダに住む人たちが、もの珍しくて試しに乗ってみようということで混んでいるのか、これが今後の常態なのか、もうしばらく様子を見ないとわからないけれど、後者のような気がする。つまり潜在的な需要は大きかったのだと思う。
ヤムナ・バンク駅でメトロは二方向に分岐する。一つが開通したノイダ方面で南に向かい、もう一つは小生が住むラクシュミ・ナガル、シャカルプール方面でそのまま東に向かう。後者は来年1月に開通の予定である。そのためヤムナ・バンク駅には2つのプラットホームがあり、ヤムナ・バンク終点の列車は、将来のラクシュミ・ナガル方面のホームへ、ノイダ方面はもう一つのホームへ停車する。二つのホームの往き来は、いったん階段を降りて地下通路を経由しないといけない。
さて、今日の列車が混んでいるのは、半分ほどの乗客がノイダへ向かうからだ。これらの乗客は、隣のホームへ行ってノイダ行きを待たねばならないのだが、ほとんどの乗客は列車から降りようとしない。せっかく教えてくれる人がいても全く効果なし。きっと隣のホームにノイダ行きが来て、それが本当だということを確認して初めて慌てて大移動が始まるちがいない。でもそれより先に、この列車は来た道を戻ってしまうと思うのだが・・・知ーらないっと。
ヤムナ・バンク駅を出ると、いつもはノイダへ帰る乗客を掴まえようとするオートの運転手が「Noida, Noida」とやかましいのであるが、それがなくなって静かだし、明らかに駅を利用する客の数も減って、歩く場所もないというような混雑からは開放された。この点は小生にとって好ましい。
オートの運転手も大変だ。こういうことがあるたびに商売の拠点を変更しないといけない。Mr. Singhもその犠牲者の一人であった・・・
11/13のデリー天気予報 最高気温23℃、最低気温19℃、雨
11/13のデリーの天気 最高気温22℃、最低気温17℃、平均気温20℃
11/13の東京の天気 最高気温13℃、最低気温11℃、平均気温12℃
デリー・メトロ、ヤムナ・バンクーノイダ開通
09/11/13