Taj 多事
Taj 多事
2009
8時直前、まさに家を出ようとしているとき、携帯が振るえる。Mr. Singhだ。「いまどこだ?」「いま家を出るところだ」「いまから迎えに行く」。彼の始業時間は11時のはずだが、何事だろう。昨日、来られなかったことを補うつもりなのだろうか?こうなると、いつものリキシャ・ドライバーたちをどう避けるかが大問題だ。Mr. Singhと遭遇して、帰りにRs. 150払っているなんてことが知れたら大変なことになる。リキシャの溜まりを避けるように大回りして、マザー・デリー街道(Mother Dairy Road)に抜ける。Mr. Singhに電話すると家まで行ったそうで、セナさんにもう行っちゃったと言われたそうだ。居場所を告げて、すぐに落ち合う。彼のお父さんがIHCの傍に用事があって出かけていて、お父さんを迎えに行くついでに乗っけていってくれるというわけだ。でもRs. 100。
今朝もカルティック(Kartik)が新しい作業結果をもってきてくれたので、30分ほど議論して次の作業の方向を決める。このように逐次、作業状況を報告してくれるとありがたい。小生も学生の頃はそうだったし、疑問を抱え込んでいても解決できるわけでなく、逐次話す事が、この手の作業には非常に重要だ。
来週は、小生が「10億人に電灯を」プロジェクトの調査に同伴させてもらうので金曜までオフィスに来られない。その間に検討しておいてほしいことを出発までに準備しておこう。登録事業所に関する産業年次調査(ASI、Annual Survey of Industries)から得られる電力消費量の合計は、他の電力統計から得られる量の70%程度を占めている。ASIの事業所別データを産業連関表と中央電力局(CEA, Central Electricity Authority)がデータを公表する部門に集計して、集計値の確定とASIのデータが部門間配分の基礎資料として使えるかどうか検討してもらおう。
これまで数週間、非登録事業所に関する全国標本調査(NSS, National Sample Survey)における生産物と産業格付けの問題に取り組んでいたが、登録事業所の電力使用量が全体の70%を占めるということであれば、まずASIを優先して処理するのがよい。インドの全国産業分類(NIC, National Industry Classification)と産業連関表の対応づけの改訂作業はだいたい終わっているので、これを仕上げて、集計作業に集中しよう。
昼は何を思ったか、たまにはEatopiaにしようと、Eatopiaでチキン・ビリヤニという、インド風パエリアを食べる(Rs. 120)。ご飯料理である、ビリヤニとかプラオ(Pulao)は店によってかなり味に特徴があるようだとTVで言っていた。Eatopiaで食べたことを後悔する...
6時にTERIを出て、今日二度目のMr. Singhの車で帰路につく。いつものようにガス・ステーションに立ち寄ったが、今日から給ガス装置から離れた場所で待つ。また円高が進行しているし、調査旅行の資金を引き出さなければならないのでV3Sまで乗せてもらう。家に戻って、TVニュースを見るとシン首相が心臓のバイパス手術を急遽明日にするそうだ。ここのところムンバイのテロなどいろりろあったから、心労が蓄積していたのだろう。シック(Sikh、シン首相もシック教徒)がシック(sick)だ。
1/23の天気予報 最高気温25℃、最低気温13℃、曇時々晴れ
1/23の天気 最高気温24℃、最低気温10℃、平均気温17℃
朝からシン、夜のシンは大変だ
09/01/23