Taj 多事
Taj 多事
2008
4時起床。1時間程ほど仕事をし、二度寝。6時に起きる。
7:25にMunnaが朝食を運んでくる。ジュースはオレンジ。洗濯物を受け取り、水を1本注文する。洗濯代と昨日のフルーツ代、それぞれ100Rsを支払う。靴磨き職人が来たが、夕方に頼むことにした。
9:00にオフィスに行くことをRituさんに電話する。Rituさんは、ムンバイへ出張とのことで、デスクの手配等はIllaさんに頼んでおいてくれるという。9:30ごろ27JBGHを出発。門を出るところで靴磨き職人が寄ってくる。実は今日の午後2時か3時ごろから休暇で、5日か6日くらいここを離れるらしい。ついては、最後の靴磨きをしたいので、 何時に帰ってくるのかと聞いてくる。いくらなんでも2時や3時に帰えることができないので。その旨を告げると、お前が帰るまで待つという。参ったなー。
マーケットに寄って水を1本調達してIHCへ向かう。TERI受付では、もう顔パスで、3Fへの電話での取り次ぎもしない。Illaさんに挨拶すると、金曜日と同じ席でよいとのこと。自分でPCの電源を入れたのだが、IT係の女の子がすぐにやってきて、IEの起ち上げまでをやってくれる。そんなお客さん扱いしてくれなくていいんだけど。これも明日までか。
メールをチェックして、返信を送る。さて仕事に必要なデータ(IEAが推計するインドのエネルギー統計とエネルギーバランス表。日本エネルギー経済研究所が公表している日本の総合エネルギー統計)をダウンロードしよう。IEAのデータを使うためにkeio.jpにログインし、電子ジャーナル/データベースへ接続する。ところが接続できない。TERIのネットワークは、プロキシサイトへの接続を禁止しているようだ。TERIで使える資源のチェックと対策を考えないと、今後の研究活動に大きな支障をきたす可能性がある。とりあえず、IEAのデータについては、日本へ応援を依頼し、メールで送ってもらうことにした。次にエネ研からダウンロードを始める。データのサイズは20Mbもある。噂には聞いていたが、ここの回線は遅い。30分はかかったかと思う。日本で同じことすれば1分かからないであろう。日本のようにブロードバンドが普及している国はよいが、多くの開発途上国ではそうはいかない。ITで騒がれているインドにおける極めて大きな研究所ですら、このような状態である。20Mbというのは、フロッピーディスクに換算すれば、15枚程度に相当する。数値だけのデータであるからフロッピー世代からすればとてつもなく大きい。 デジタルデバイドの存在を前提にすると、 このようなサイズのデータを圧縮や分割せずに提供することのほうが、ネチケットに反するのではないかと思ってしまう。自分も気をつなければいけない。途上国で仕事をして初めてわかることである。インターネットを通じてデータを公開していただいていることには感謝しなければならないのはもちろんである。
13:30ごろまで作業を続け、Eatopiaで昼食。デジカメを携帯するのを忘れたけど、新しいメニューに挑戦しよう。Thai風チャーハン。値段は、Thai風焼きそばと同じ95Rsだが、こちらの方は定番メニューにはなりそうもない。
3Fに戻る前に、Sudheerさんのところに行って、Defence ColonyのGuest Houseに移りたいと報告した。10/5に車を派遣してくれるとのこと。ありがたい。家賃はどうのように支払うのかと聞いたところ、10月の分は日割りにするというところまではわっかたのだが、そのあとがさっぱりわからない。とにかく忙しい人なので、とりあえず退散して、多くのことを聞き逃していると思うので申し訳ないけどメールに書いて送ってくださいとSudheerさんにメールした。
3Fに戻りWebでFRROのサイトにアクセスし外国人登録について調べてみた。Research visaで入国した場合には、入国後14日以内に登録しないと¥3,000強の罰金を取られる。当初、Entry visaで入国し、180日以内に一度帰国するはずだったので、外国人登録についてはきちんと調べておかなかった。必要なものは、1. パスポートサイズの最近の写真4枚、2. パスポートの写真とVisaの頁のコピー、3. インドでの住所の証明(proof of residential address in India)、4. 身分証(documents of identification)、5. Research visaの場合には、受け入れ先のcertificate & letter、である。身分証については、10/1にTERIから発行されるIDで大丈夫かと思うが、住所の証明とは、いかなるものか?経験のある人に聞いてみよう。やっかいなのは5で、コピーでOKなら問題ないのだが、形容詞にbona fideという言葉が使われているのが問題だ。これは、「本物の」という意味である。まずは、あたって砕けろで、コピーを持参しよう。玉砕の場合には、またLeena副所長に労をお願いしなければならない。
4:30を回っている、靴磨き職人のことが気になるので、ここらで27JBGHに戻って仕事をしよう。彼は、門の中あるいは外の地べた座っていることが多いのだが、姿が見えない。すでに帰ってしまったか?いや、20分ほどして彼はやってきた。家に戻って小生から受け取ったお金を子供たちに渡すのだという。まちがいなく1回の靴磨きに100Rs(約¥300)は、こちらでは破格な値段なのであろう。最初に100Rsを渡したのは、それしかなくて、いたしかたなく、施しのつもりではなかったのだが、結局そうなってしまったようだ。最後の靴磨きを終えて、「いつここからいなくなるか」と聞くので、「5日」だと答えると、「それはいつだ」という、「次の日曜」だと言ってもまだ怪訝そうな顔だ。たぶん彼にとって今日が何月何日何曜日だという情報は生きて行くのに必要ないのだ。「More six nights」というと「そうか。きっとまた会える。Thank you, sir」と言って手を合わせて出て行った。複雑な気分である。
最後の靴磨き?
08/09/29