Taj 多事
Taj 多事
2008
今日は5時半に起床。コンピュターのバックアップを取るなどして、いつものように8時に家を出る。Rs.70のRickshawで8時25分にIHCに到着。TERIの受け付けまでは、いつもどおりだったのだが、2Fに着くと誰もいない。おまけに電気一つ付いていない。さすがに暗いのでスッチを探して、自分のデスクの近辺だけ電気をつける。まさかと思いつつ、インターネットでインドの休日についてググってみた。嫌な予感は的中し、11月13日はGuru Nanak Jayanti(グル Nanakの誕生日)で休日でした。何の日だか調べるためにさらにググると、シークを始めたNanakという人の誕生日だそうだ。うわー、Mr. Singhも一言いってくれれば良いものを、彼はSikhだから何かお祝いごとなどないのかしら?それにしても休日が多い。とにかく神様がたくさんいるから、油断しているとどこかの神様のお祝いで休みなんてことがよくある。それにDiwaliのようなヒンドゥの休日は、ヒンドゥ暦で数えるから、西暦では日が定まっていないのでやっかいである。明日11月14日は、埼玉県民の日であるが、そうではなくて、初代インド首相ネルーの誕生日で、子供の日に指定されているそうだが休日ではない。ネルーも神様にはかなわないようだ(マハトマ・ガンジーの誕生日は国民の休日)。でも12月25日のキリスト教の神様の誕生日は休みで、5月19日も仏陀の関係で休みだ。
オフィスはとても静かで、おかげさまで仕事はとてもはかどる。電力部門のサブモデルについて、ほぼ書き上げることができた。
夕方5時半には、Mr. SinghがIHCのゲートで待っていた。今日はSikh教徒にとって大事な日で休日であることを知らなかったことを謝ると、まったくいつも通りに仕事をしていたからNo problemだと言ってくれた。ただし、今日はPadmaというArts & Craftsの店にはいって桜をやってくれという。5分でいいから店の中を見て回って、これいくら、と聞いていればいいからという。一人連れて行くごとにRs.50もらえるらしい。そうと知れればこちらも気が楽で、とくと商品と値段を見せてもらうことにした。店の中は、欧米人でいっぱい。日本人にかぎらず、連れてこれらてしまうわけだ。本当にいいものを売っているみせならいいんだけど。いきなり日本語を流暢にしゃべる店員が近づいて来た。1年間デリーに居るからまた来るので、今日は見るだけだと言って、別室になっている宝石売り場以外を見て回った。サリーやYシャツの仕立て、壁掛け、テーブルクロス、銀製の食器、インドの楽器、神様の置物など、すべて手作りが売りだということだ。ほとんどの商品にRs.1000以上の値段がついている。三つまとめて、一つ分の値札の値段を払えばいいんじゃないかという感じがする。政府がやっている物産展では、フェアな値段が付くそうだから、一度そういうところへ言って下調べした方がよさそうだ。7分ぐらいで外に出ると、Mr.Singhが店の人からレモン・ソーダをもらって飲むところだったのだが、それを小生に渡して、もう1本持ってこさせた。桜の駄賃までいただいてしまった。
今日は、久しぶりに為替レートが円高に動いたし、手持ちも寂しいので、V3SのATMで現金を降ろしてから帰ろうと思う。Mr. SinghにV3Sの傍まで行ってくれと頼むと、今日はこの後、息子を学校まで迎えに行くので、家に一旦戻って、バイクで連れていってやるという。Mr. Singhが着替えるまでの間、二日続けておじゃますることになってしまった。リビングでお父上と少し話して、V3Sへ向かう。さて、バイクの後部座席に乗るのは生まれて初めてである。街では、よく見かける風景で、女性でも横座りして平気な顔で乗っている。鞄をMr. Singhとの間に置いて、怖々と、でもしっかりとバイクに捕まっていざ出発。驚くほど振動はないし、スピードが落ちても安定しているし、凸凹のところでもRickshawほどには揺れない。それでも、これで長距離はごめんだな。やっぱり、回りを観察しながら、ゆっくり歩くのが楽しい。
Rs.10000降ろしたが、ルピー換算の残高が前回(11/9)に降ろした時より増えている。為替差益というやつです。バブルを手にしておかないと。
この三日間ほど夜に外が相当に騒々しい。Diwaliとは違い、音楽だ。ブラスバンドあり、テープかCDにあわせてみんなで歌ったり、12時まで続く。まさか選挙じゃないだろうな。それにしても、この地の人は、まったく平気なのかしら?
えっ、休日?!
08/11/13
IHCに鎮座ましましているHegemonieという化石のような彫刻。イギリスのRay Meekarの作。しばらくは、本物の化石だと思っていたのですが、彫刻でした。