Taj 多事
Taj 多事
2008
今日は、大学院時代の同級生Y君がNew Delhiに調査に来ているので、久しぶりに会う予定だ。彼の専門は経済発展論で、経済発展系の政府の研究所に勤め、バングラデシュにも1年間滞在した経験もあり、この分野については小生の大先輩である。インドに来る前にも、一度大学で会って、いろいろアドバイスをいただいた。
夜7時にThe Metropolitan Hotel Nikkoで待ち合わせ。6時にTERIを出るが、例のごとくRickshawは捕まらない。結局、Khan Marketの手前で拾うが、この運転手は、日航ホテルを知らないらしい。道を示すと大丈夫だということで出発。シャングリラに行ったり、ラマダンに行ったり、でかいホテルがあると、「ここか、ここか」と聞くのだが、見ればわかるだろうと言いたい感じだ。道行く人に聞いて、一応教えてくれのだが、それでも着かない。三人目に聞いたオジさんが、自分も同じ方向に行くから、乗せろといって乗って来た。どうやら、間違いなく知っているらしい。メトロの工事現場を見ると、「これには日本からの援助も入っていて、日本の建設会社も力を貸してくれている。日本はいい国だ」とやたら褒めるのだが、このオジさんはインド人ではなく中東の人であった。5分もしないで日航ホテルに到着。オジさんは、しっかり無賃乗車。運転手もぐったりしているので、Rs.70という約束であったが、Rs.100渡した。中心街にある大きなホテルならすぐにわかるだろうと思い、ここを指定したのだが、たしかにRickshawにとってはお呼びでない場所かもしれない。タクシーなら入口まで付けるところだが、Rickshawは門でシャットアウト。
ほどなくY君も到着し、Connaught placeで食事をすることにした。地図でみれば500mもないので歩いて行くことにしたのだが、Connaught placeに着いたまではいいのだが、暗いことも手伝って、以前通ったレストランの在処がよくわからない。結局、Y君を随分と歩かせることになってしまったのだが、一度か二度食事をしたことがあるHostというレストランに入る。まあ、メニューを見てビックリだが、Gulaba’sの5倍という勘定だ。5倍美味しいかというと、0.8倍ぐらいで、がっかり。でも、今日はY君と話すことがメインだし、本当に久しぶりのKingfisherのビールの飲めたし、食べ物についてはよしとしておこう(ちなみお会計は、二人でRs.1326。カレーとRotiだけならGulba’sで食べればRs.125程度)。
Y君は海外に出たときには、何か新しいことを始めることにしているそうだ。バングラに滞在したときにはベンガル語の学校にも通ったそうで、今はアフリカに行くためにフランス語を習っているそうだ。またっく頭が下がる。機会を探して、ヒンディを習うのはいいかもしれない。ただ小生の場合には、この数年間、学事やら授業の労度で取られていた時間を、存分に研究や読書に充てたいというのが本音である。今よりも、研究をベースにした交流をもっともっと増やせたらよいと思っている。
出会ったのは二十代の始めであるが、お互いに四十半ばを過ぎ、いつまでも先人に頼っていてよい年齢ではなくなってきた。Y君も研究所では、責任ある立場にあるし、研究を通じて社会に貢献できるよう切磋琢磨していかないといけない。
9時15分に店を出る。Y君のNew Delhiでの滞在先は、どちらかという空港よりで、中心地からは離れている。Rickshawに聞いてみると行ってくれるというので、お任せした。Connaught placeのこの時間帯は、食事をしたり遊んだあとの客を狙ってすぐにRickshawが寄って来る。小生もRs.150と言ってきたところをRs.140で頼んだ。道もすでに空いていて、ジェットコースターのようにすっとばして15分で着いてしまった。Y君に電話して、無事に着いたというので一安心。先方の方が、この手の地は慣れているか。
友と会う
08/11/10