Taj 多事
Taj 多事
2008
今日は、祭りか何かで休日である。たしかに二三日前から、お囃子のような音楽が聞こえ始めたし、小さな小屋に子供から老人にいたる女性がぎっしりつ詰まって歌を唱っている光景も目にした。先日、国民の休日は調べたのだが、どうやらそれ以外に地域ごとに休日があるようだ。Rituが戻ってきたら全部教えてもらおう。今日もまずは洗濯をする。
今日は、ダイニングのテーブルを独占的に使って(ほかに誰もいないのだが、名目上は共有物である)、仕事をしよう。個室のベッドの上よりは快適である。ダイニングにはクーラーはないのだが、天上の扇風機だけで十分に涼しい。
リビングには少しばかり外の明かりが入っているので、カーテンを全開にして光を取り込もうと、カーテンをあけた瞬間である。何かが動いた。天上に近い壁際にヤモリ(たぶん)がぺったっと貼りついているではないか。こんな同居人、いや同居爬虫類が居るとは思わなかった。体長10cmはありそうで、何とも不気味である。もしもベッドに潜り込んできたらと想像すると寒イボができる。手の届くところに降りてきたら、新聞紙で捕まえて外に放り出すしかないな。うちの奥さんが居たら、「こんな家いまにすぐにでも引っ越すー」と言い出しかねない。その前に気絶してるかもしれない。
セナさんから電話があった。次の日曜日にセナさんの自宅に隣接するB & B Smile Innを見せてくれるという。早々に都合をつけてもらって、ありがたいことだ。
13時過ぎにランチを食べに外に出る。何か催し物であるのかと期待していたが、祭りのような雰囲気はどこにもない。Dudrga Puja Parkにはテント小屋ができている。夜になったら何か始まるのかもしれない。今日も暑い。Defence Colony Marketまで歩き、まず水を1本買いもとめる。屋台のChinese foodでChicken rowmein、すなわち鶏肉入り焼きそば45Rsを食べる。タッパーの中に水で浸してあるフォークとスプーンを使うのだが、ポケットに入れてきたウエットティッシュでフォークを拭いてから食する。ちょっとしょっぱいが、味は悪くない。それにしても量が多い。どうにも食べきれませんでした。ごめんなさい。
満腹なので、ちょっと散歩をして帰ることにする。露店街へ足をのばしてみると、今日もすごい人集り、牛集り。音を伝えらないのが大層残念だ。車の音、クラクション、人の怒鳴り声の合唱なんてものではなくて不協和音。でも牛は黙っている。こういう露店の屋台でカレーなぞを何の躊躇もなく食べられるようになったら、どこでも生きて行けるんだろうけど、まだその勇気はない。
露店街の終わりをそのまま突き進むと、そこには途方もなくひろい商店街があった。メインストリートも路地も店、店、店の大行列である。この狭い道をダンプやら乗用車やらRickshawやら牛やらが、おかいなく通過するから、歩く方はたまったものではない。おそらく売っていないのは肉だけだ。ただし、生きたニワトリは売っている。野菜と果物の豊富なことには驚かされる。
6時過ぎまでダイニングで仕事。まわりが騒がしくなってきた。ときどき何かが爆音が轟く。テロかしらと思ったが、違ってほっとする。随分と近くで花火を打ち上げているようだ。Dudrga Puja Parkが気になるので、散歩に出てみる。この時間になると、外はすごしやすい気温になっている。明かりも灯され舞台は整っているのだが、ひとっこ一人いない。一体何時から何が始まろうというのだろうか。マーケットまで足を延ばしてみるが、いつものように混んでいるだけで、祭りらしき雰囲気はない。マーケットを一周して、そのまま引き返す。いつも右に曲がるところを真っ直ぐ行ってみた。何と驚きまたマーケットに入ってしまったではないか。メビウスの環にはまったような気分である。実は、家から目と鼻の先にマーケットはあった。灯台下暗しとは、このことか。家の手前のDefence Colonyのゲートに黒い牛が立ちふさがっている。どいておくれよ、入れないじゃないか。そーっと、牛の後ろに回り、さっとゲートを入った。後ろ足で蹴っ飛ばされないでよかった。なんとなく、こういう事態が普通に思えてきた。
こんな同居人が...
08/10/09
ダイニングをひとりで独占
こんな同居人、いや同居爬虫類がいたとは
同居人は、この部屋に住んでおりました
Chicken Rowmein 45Rs、すごい量です
露店を抜けたところの商店街
どいておくれよ、家に入れない