Taj 多事
Taj 多事
2008
今日は6時に起床。インドに来てはじめてTVのスイッチを入れる。インド人キャスターのニュースでも見て、印英語に慣れようかと思ったのだけど、まるでCNNのキャスターの英語を聴いているようだった。
さあ今日は、はじめてShakarpurからIHCへ往く日だ。8時半頃部屋を出る。ちょうどセナさんの奥さんがゴミを捨てに出て来たところで、朝の挨拶をかわす。こちらは、戸別にゴミを収集してくれるようだ。5mほど歩いたところで、後ろからセナさんが「いってらっしゃーい」と声をかけてくれたので、手を振って答える。
大通りに出て、反対側に渡る。渡り終えるところでRickshawが来たのでで捕まえて、”Habitat Center on Lodhi Road.”, “100 Rupees”, “50”, “90”、”70”, “90”, “80”, “90”。譲らないので別の車を拾おうとすると、「乗れ乗れ」というので「80」で妥協。最初の10分弱は渋滞でほとんど進まなかったが、その後は順調で、インド門まで20分、Habitat Centerまでは30分ジャストで到着した。渋滞を避けられるようにもう少し早く出れば、20分程度に短縮できそうだ。決して遠くない。
オフィスに入ると、今日はミーシャが先手を打って、金曜の夕方の段階で残っていた物を処分しておいてくれたので、2Fの席をすぐに使うことができた。3Fに段ボールを取りに行く。エレベーターの前まで引きずってきたところで、ミーシャだけじゃなくてRituの他に数人が飛んで来て、「そんなことはするな。誰かに運ばせるから大丈夫だ」という。自分の物を自分で運ぶのがそんなにいけないことなのかとこちらの方が仰天だ。ここはお任せして、2Fに戻る。5分ほどして、ミーシャが、ゲストハウスの掃除のお兄さんともう一人に段ボールを運ばせて届けてくれた。不要になった段ボールを捨てたいので、おばさまにどうしたらよいか尋ねると、「どこかその辺においておいて、Floor boyがきたら捨てるようにいいなさい」、彼らのことをfloor boyと呼ぶのか。案の定floor boyには英語が通じず、結局おばさまに通訳してもらった。
昼は、2006年に来たときにTERIに滞在していたH君とIさんに連れて行ったもらった所があったことを思い出したので、そこへ足を運んでみた。宗教関係の慈善事業でランチを提供して得たお金を何かに使うとか何とかであった。食事はThaliだけでRs.35(80円弱)。カレーは2種類でジャガイモとホウレンソウのカレーが美味しかった。Chawal(ライス)の上にRothi(パン)が2枚とPapar(小麦煎餅)がのっている。コーンのはいったダヒー(ヨーグルト)は少ししゃぶしゃぶ過ぎたかな。そのほかにキュウリと辛いのがついていた。
今朝来たときに、Rituに「新しいところからRickshawで30分ぐらいで来ることができるんだけど、TERIに8時半すぎぐらいに着くようにすれば渋滞に巻き込まれないですみそうなんだ。早く来たときにTERIの入口でEntrance Passを見せる必要はないか?」、「問題ないと思う。たとえ夜中の2時に来たって、サインすれば鍵を開けてくれるはず」ということで明日から少し早く来ようかと考えていた。ミーシャが現れてIDを作るからパスポートサイズの写真を2枚くれという。どうやらIDがあった方がよいと判断したらしい。Administration OfficeのJosephさんは、雇用者じゃないからIDは出せないけどEntrance Passは出せると言っていたのだが、とにかくここの事務に関する仕組みはよくわからない。IDを作っている部署から血液型を教えろと電話がかかってきた。血液型をBlood Groupというらしいのだが、最初何のことやらわからなくて、”What group?”と聞き返したら、”Blood”というのでやっと血液型だと判断した。やっぱり電話は苦手。しばらくして、ミーシャがIDを持って来てくれた。ついでに電話の内線番号も決まったと言うのだが、そいつは要らないと言いたくなってしまった。
5時45分にオフィスを出たが、Rickshawが全然捕まらない。一台は、そんな遠くまで行きたくない。もう一台は、ガスがそんなにないと言って、次から次へと客を断っている。いろいろなところをうろついたのだが、どこもだめで、やっと6時25分になってTERIの前で客を降ろしたワーラーに「Shakarpur Jamuna Paar」(ヤムナ河の向こうのShakarpurという意味。Shakarpurに似た名前の地域があって、間違ってそちらに連れていかれないように、セナさんが教えてくれた)、「One twenty」、時間的にしょうがないのかなと思いつつ、「One hundred」、「だめだ120じゃないと行かない」。あっちもこの時間ではめったにRickshawが来ないことは承知なのだろう。こっちも、もう車を探すのはごめんなのでOKした。この時間帯は帰宅のラッシュアワーで渋滞がひどい。この運転手は、隙あらばえらい勢いで突っ込んで行くので、おっかないったらありゃしない。40分かかって到着。
明日からは、早めに出て、5時過ぎにはとっとと帰るか、8時くらいまで仕事するかだ。遅くなるとRickshawも少なくなるし、多少の危険も考えないといけないか。
今日の仕事のまとめ。
エネルギーバランスからIOへの変換例を作る作業を終えた。これで何故EIOが必要であるかが理解できると思う。
問題はモデルである。TERIが使っているMARKALでは、技術を耐用年数にわたってフルに使ったときの通時的な費用を問題にしている。その考え方をIOモデルに持ち込むと、動学的IOモデルが必要になる。動学的IOモデルに技術選択の問題を導入すると、目的関数の考え方によっては、数量と価格の間に非線形性が生じてしまう。Duchin(1988)は、静学モデルに技術選択を導入した場合の主問題と双対問題おける目的関数と所得方程式の整合性を、動学モデルに適用するといくつかの困難が生じることを示している。一つが非線形性である。しかし、Duchinの言う整合性を犠牲にして温暖化ガス排出量最小化というような目的関数を設定すれば多期間線形計画モデルでいけそうである。
明日は、その辺をもう少し整理して文章としてまとめよう。
Rickshaw通勤のはじまり
08/10/20
今日のランチ。
Rs.35のThaliです。手前のジャガイモとほうれん草のカレーは美味しかったです。