マルチメディア管理会計 − コンテンツ・ビジネスの経営と会計』(山根節との共著)
(中央経済社,1996年7月)

本書の特徴
エンタテインメント・ソフト・ビジネスを経営、管理会計の視点からとらえた。

エンタテインメント・ビジネスを担っている企業群の経営者、管理者の数多くの生の声を伝

えている。取材結果の検討に基づいて、管理会計の新たな視点を提示。


前書き抜粋
本書は、マルチメディア利用の一つの核となると考えられるエンタテインメント・ソフト・ビジ

ネスの経営と管理およびそのための会計システムのあり方に焦点を当てている。

・・・マルチメディア・エンタテインメント・ソフト・ビジネスが本格的に離陸する場合に、その

中核となるのは、現在エンタテインメント・ビジネスを担っている企業群であると考えられる。

このような考えから、本書では、現在エンタテインメント・ビジネスを担っている企業群がど

のような考えを持ち、どんな経営、管理を行っているかを示すことにした。


コメント
正直に言って,マルチメディアと銘打つのは過大だと思う。より的確に本書の内容を表現

しているのは副題の方である。

エンタテインメント・ソフト・ビジネスをになっている方々に対するインタビューを大きなソー

スとして執筆されているが,本書の執筆にあたり,インタビューを読み返しているうちに,

生の声をそのまま伝えた方が面白いし,読者のためにもなるのではないかと感じた。そこ

で,インタビューを極力生かしながら,話をつなげていくという構成をとった。その結果,

読み物としては面白いものになっているのではないかと思う。難点は,なんと言っても本

の値段の高さで,私だったら,内容にひかれても,本の値段を見て書棚に戻してしまう

のではないかと思う。



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