画像 ナカノ ヨシヒコ
中 野 芳 彦  准教授

  • 学歴(卒業・学位取得):
      学部
    • 関西学院大学文学部 2005年卒業
      大学院
    • 東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻 2007年文学修士
    • 東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻 2015年単位取得退学
    • 2017年 テクストとイメージの歴史・記号学 博士(パリ第7大学)
      他の学歴・経歴
    • 2008-2009年 パリ第7大学大学院文学・芸術・現代思想研究科 Master2課程修了
    • 2018-2021年 大分県立芸術文化短期大学専任講師
  • 担当科目:フランス語, 総合教育セミナー, フランス事情
  • 専門領域:フランス語, フランス文学
  • 研究紹介:19世紀フランスの作家ヴィクトル・ユゴー(1802-1885)を研究対象としています。とくにその詩と旅行記とを比較検討しながら, ユゴーの詩学は自己意識とどのようにリンクしているのか浮き彫りにすることが目的です。また, ユゴーを含めた19世紀当時の作家において旅行体験が〈自己〉をいかに変容させ, その結果として作家の〈まなざし〉がいかに変化したのかという問題にも関心があります。
主要著作・論文
〔論文〕
 1.「記憶と自己 − ユゴーが『ユゴー』をつくるとき」,『フランス文学論集』(九州フランス文学会), 第54号, 2019年。
 2.「小説の中の詩,詩の中の小説 — ユゴー『レ・ミゼラブル』をめぐって」,『研究紀要』第56巻, 大分県立芸術文化短期大学, 2019年。
 3.「細部に魅せられた詩人 — ユゴーにおける自己と風景」,『仏語仏文学研究』第51号, 東京大学仏語仏文学研究会, 2018年。
 4.「重ねられる風景 — ユゴーの詩と旅における主体について」,『フランス語フランス文学』第67号, 慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会, 2018年。
 5.“Le Paysage dans la poésie et le voyage de Victor Hugo – Autour du voyage aux Alpes en 1825”, Études de Langue et Littérature françaises, Societé japonaise de langue et littérature françaises, No 103, 2013年。
〔翻訳〕
 6.M. ビュトール『レペルトワールII[1964]』, 石橋正孝監訳, 幻戯書房, 2021年。「さかさまのバベル」, 「小説家ヴィクトル・ユゴー」を担当。
 7.『混沌の共和国』, 江島泰子・柳沢史明・吉澤英樹編, ナカニシヤ出版, 2019年。L. ゼルビニ「宣教博物館 ― アフリカの器物の地位について」を担当。
所属学会・団体:
 日本フランス語フランス文学会, 日本フランス語教育学会
海外歴:
 2008-2009年 パリ第7大学大学院 Master2課程(フランス) 
 2010-2017年 パリ第7大学大学院 博士課程(フランス)