おじいちゃんは、ぼくに、最高の虫とりあみを作ってくれたんだよ。 糸のように細くさいた竹を、細かく細かくあんだ、とってもかるい虫とりあみをね。 ぼくの宝ものなんだ。 だからどこに行くときにも持っていくんだよ。
絹のようにうすいあみだけど、ぼくが長い竹の柄をえいっとふりまわせば、 ジャングルじゅうの虫がつかまるんだ。 カブトムシ、トンボ、みどり色のカエルなんかがね。 でも、いちばんぼくがつかまえたいのは、ちょうなんだ。
文研出版のサイトより 文研出版のサイトより(その2)