朔北社(Sakuhokusha)
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第42回児童文化功労者
英米文学の翻訳岡本浜江さんが選ばれました。(2003.05.15)

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うら庭のエンジェルシリーズ』訳者の岡本浜江さんが第42回児童文化功労者((社)日本児童文芸家協会)に選ばれました。

受賞の挨拶をする岡本さん
授賞式にはご主人とアメリカにお住まいの妹さんもお祝いに駆けつけられました。岡本さんはご挨拶で、ご家族や関係者への感謝と、翻訳業への思いを語られました。他の受賞者の方々のスピーチもその人柄を表し、終始、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。
平成15年
 児童文化功労賞・協会賞・新人賞受賞者



児童文芸新人賞 北川チハル
              松成真理子

日本児童文芸家協会賞 広瀬寿子

日本児童文芸家協会賞特別賞 エムナマエ

児童文化功労賞 猪熊葉子
                岡本浜江
                杉田豊
                                             (50音順)


花束贈呈される受賞者の方々
(左から2番目が岡本さん)

◎岡本浜江
1932年、東京に生まれる。学生時代までは神奈川逗子に住む。
1954年、東京女子大学文学部卒業後、共同通信記者として婦人・子ども・文化・生活欄を担当、外国人のインタビューに携わる。その傍ら「リーダーズ・ダイジェスト」誌の翻訳をするが、子育てのため退職、故中村龍三氏に師事して翻訳を学ぶ。
1986年から15年半、朝日カルチャーセンター(新宿)の講師として、翻訳、原書講読を指導。
訳書には、パール・バック著『愛に何を求めるか』(角川文庫)、V.アクスライン著『開かれた小さな扉』(日本エディタースクール)、E.ピーターズ著『修道士の頭巾』『死者の身代金』(カドフェル・シリーズ 光文社)など大人向けの作品のほか、K.パターソン著『テラビシアにかける橋』『ガラスの家族』『海は知っていた』『父さんと歌いたい』『もう一つの家族』『北極星をめざして』(以上偕成社)、同著者『悪童ロビーの冒険』(白水社)、J.P.ウォルシュ著『死の鐘はもうならない』(国土社)、同著者『パテイの宇宙日記』、C.S.アドラー著『パパとのぼった木』(以上文研出版)、A.ファイン著『ぎょろ目のジェラルド』『ミセス・ダウト』、K.グレアム著『川べにそよ風』(以上講談社)、J.ニードル著『泥棒とよばれて』(金の星社)、H.クレスウェル著『ポリーの秘密の世界』(あかね書房)、T.ポーター著『プラムガール』(ポプラ社)、J.デルトン著『うら庭のエンジェルシリーズ』全6巻(既刊4巻)(朔北社)など、現在までに126冊。
平成7年、日本児童文芸家協会・協会賞特別賞を受賞。