教員紹介　豊福建太　教授

　トヨフク　ケンタ
豊　福　建　太　　教　授

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学歴（卒業・学位取得）：
　　学部
- 東京大学経済学部　1998年卒業
　　大学院
- 東京大学大学院経済学研究科　2000年経済学修士
- 東京大学大学院経済学研究科　2005年経済学博士
　　他の学歴・経歴
- 2005年〜2006年　政策研究大学院大学　助教授
- 2006年〜2009年　日本大学経済学部　専任講師
- 2009年〜2014年　日本大学経済学部　准教授
- 2014年〜2025年　日本大学経済学部　教授
研究室：南館20511（内線25291）
担当科目：（学部）金融各論（金融システム論Ⅰ・Ⅱ）、研究会　（大学院）金融論特殊研究、金融論演習
専門領域：金融論、貨幣論、銀行論、金融危機
研究紹介：ミクロ経済学（特にゲーム理論）を用いて金融理論を研究している。これまで、主に３つの研究テーマに取り組んできた。１つ目は、銀行のソフトバジェット問題が金融政策や景気変動に与える影響である。２つ目は、グローバル・ゲームを用いて債権者間の協調の失敗の問題が金融システムに与える影響である。３つ目は、貨幣の価値尺度の機能から、最適通貨圏のあり方や流動性のあり方を分析するものである。近年は、銀行資産の同質化による金融危機の発生メカニズムを研究している。

主要著作・論文
　1．”Risk sharing and asset commonality in the financial sector,” Economics Bulletin, 2022.
　2．”Unit of account, sovereign debt and optimal currency area,” Journal of International Financial Markets, Institutions and Money, vol.75, 2021.
　3．”Stability or restructuring? Macroeconomic dynamics under soft budget constraint problems,” Economic Systems, vol.37 (4),pp.625-649, 2013.
　4．”Ex ante efficiency of structured bargaining procedures under coordination failure among creditors,” Corporate Ownership and Control, vol.9(3), pp.394-406, 2012.
　5．「銀行の追い貸しインセンティブと銀行規制」、『金融経済研究』、26号、87-105頁、2008年。
　6．”Soft budget constraints, bank capital, and the monetary transmission mechanism,” Japan and the World Economy, vol.20(2), pp.194-216, 2008.
　7．「銀行の土地担保融資下における追い貸しが景気変動に与える影響」、『住宅金融フォーラム』、5号、7-16頁、2008年。
　8．「劣後債による市場規律と公的介入」、『現代ファイナンス』、17号(２)、27－46頁、2005年。
　9．「企業の流動生保有行動とマクロ経済への影響」（共著）、齊藤誠・柳川範之編著『流動性の経済学』第4章、2002年。
所属学会・団体：
　日本経済学会、日本金融学会、American Economic Association, Western Economic Association International